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40代後半から50代という年代は、仕事でもプライベートでも多くの経験を積み、更に人生を充実させるためのセカンドステージについて考え始める人が増えてくる年代です。
一方で、これまで気になりながらも蓋をしてきた「介護の問題」がいよいよ現実味を帯びてくる年代でもあります。

介護の問題はどうしても暗いイメージがつきまとい、問題が表面化するまで目を背けたいと思う方も少なくありません。
しかし、大切な家族が何らかの助けを必要としている時、大切な家族も自分もどちらも幸せになるコミュニケーションができるのであれば、それは単なる暗い体験ではなくなるのではないかと思っています。

私は長年、認知症の人とのコミュニケーションや、介護する家族への支援の在り方について考えてきました。これらに唯一の正解はないと考えていますが、ケアする人もされる人も、どちらも犠牲にならない、むしろ、小さな幸せを感じられるようなコミュニケーションの在り方を模索していきたいと思っています。

コーチングは目標達成のための技術として広く知られていますが、トラストコーチングスクールのプログラムでは「コミュニケーションを学ぶ」という視点も大切にしています。

コーチングを通じて、ケアする人もされる人も、どちらも幸せになるコミュニケーションについて一緒に考えてみませんか。

菅　亜希子